65系気動車(エーデル・リゾート) 最終確認時期:2005年1月

西日本エリアではすっかりおなじみの同車。元々「エーデル鳥取」などで活躍していた車両ですが、定期運用は既に無く、季節臨時や団体運用などで見かけます。

私がコレに乗ったのは比較的古く(?)、1995年3月にあの震災迂回運用における新大阪-和田山間で乗ったのが最初です。その後大学時代に1回の計2回です。関東の人間にしてはまぁまぁ乗ってる方かな?と勝手に自画自賛…。

こちらは「エーデル丹後」仕様車にリゾート仕様車が組み込まれたもの。関西の冬と言えばカニ。日本海側への臨時特急でキャッチです。

それでは、エーデル鳥取車の方から。座席はR55D形座席を930mmピッチで装備し、当時の山陰方面特急車両としては「座席の当たり外れ」が無い車両(当時の181系気動車にはまだT19系を装備した車両が居た)として活躍していました。

壁際のスイッチは暖房(確か)のパネルスイッチ。入・切/強・弱を手元から操作できました。後の同系統車両には軒並み装備されましたね。

エーデル丹後車です。以前から撮りたくてなかなか機会に恵まれなかった展望部分も今回は漏らさずキャッチ成功。

ハイ、まずはお約束です。一般的な座席指定では窓側が尊ばれますが、この展望車両ではどう考えても通路側B・C席の方が「勝ち組」率が高いように思えます。

かの小田急ロマンスカーでもやっぱり通路側の方が眺めが恵まれるんですよねぇ…。

座席はR55の血を感じますが、ソデ体・フレーム自体はオリジナル設計の座席です。こちらは展望席仕様につき、背面テーブルが少々変わっています。

階段座席において、背面テーブルをそのまま開く、と言うのは色んな意味で無理があります。そこで、下のアームを支える梁の部分にツマミがあり、それを弄りながら手前に引くと天板部分がグイッと上に延びるようになっています。

もちろん、伸びきった状態で固定OK。これで安心というわけですね。強度的にノートPCのようなブツの想定はありませんので、お弁当以上の重さを乗せるのは止めておいた方が幸せです。

同車のノーマルデッキ部分。座席自体は展望席部分と同じです。勿論、それに回転機能がプラスされています。シートピッチは930mm。これは展望席部分も共通です。

壁際にはやはり暖房スイッチ…とマイク用のジャックがあります。団体利用も想定している車両の性…。

さて、ある時は増結用に、ある時は冬季臨時列車「シュプール」等で使われる車両もあります。

先の展望席付車両に組み込まれる事もあるので、一般素人目には外観上、窓の大きさが少々違う位の違いですが…。

車内は、エーデルタイプとあまり変わりませんが、座席の横張り出し量が多くなっているように思えます。

座席を倒してあれまビックリ。後ろの席の人を潰しかねない角度まで倒れてくれます。

夜行運転が主になるシュプールを想定した装備と言えます。しかし、ここまで本気で倒されたらマジでトイレ行けませんね…。この列車で一夜を明かすなら目の前が壁でも最前列を取るべき、と言う事なのでしょうか…。

先の座席とパッと見は似ていますが、こちらは背ズリがアームレスト上部まで横に張り出していることとアームレストに布が貼られているところで何となく見分けが付きますね。要はそれなりの居住性の便宜を図っているということです。

ちなみに、座席後部カバー部分の出っ張り…これは…乗ってからの驚きの為に取っておきましょう(笑)。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2R55D(エーデル鳥取車)930mm
普通2不詳(エーデル北近畿車)930mm
普通2不詳(リゾート仕様車)930mm