11系気動車(300番台) 最終確認時期:2015年12月

JR東海管内の非電化で輸送密度が低い線区向けの(同社としては)小形ディーゼルカー、今は名松線でお見かけできる程度になっちゃってます。

0〜200番台はすでに他社や海外へ行っており、3セクで活躍する分を含めてもすっかり少数派気動車になっちゃってますね。

車内はセミクロスシートとなっており、車体中央部分にボックスシートが配置されています。

JR東海がJR東日本の100系気動車っぽいラインナップを企画するとこんな感じ、と言われてあまり違和感を感じませんね。

ロングシート部は、211系5000番台や213系5000番台のそれに近い形状のものですが、比較して座ブトンのバウンスが少し厚め・強め、ランバーのバケット形状が浅めになっています。

そのせいか、オンリーウレタンなヘタり感は少なく、座面角度も先の電車グループよりしっかり目に出ています。ある程度の揺れのなかで、しっかり腰掛けられるような座り味がミソでしょうか。

ボックスシートは0番台からのものをベースに1550mmピッチと、やや広めに配置しています。ソデ体のメカメカしいギミックに目が行きますね。

座面はややデザインの段階で扁平、使い込まれてヘタリ気味なところに、背面は立ったスタイルというNDCタイプ気動車のクロスシートにあるあるな形状で、長時間の利用に適うものではありません。ヘッドレストのカバーは、JR東海のクロスシートらしいといえばらしい造りですね。

カーテンはフリーストップのできる引き下ろしタイプ。313系電車のそれに準えてる感がありますね。

トイレも勿論(?)設置されています。車いす対応の大形ボックスタイプですね。

トイレ反対側には、車いすスペースも設置され、運転席後ろにはワンマン運転に備えた整理券発行機が備えられています。

この辺はローカル車両としては、割とオーソドックスで手堅いところですね。

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