40系気動車 最終確認時期:2012年6月

一般型気動車として、派生系列も含めればJR各社でまだまだ多く活躍している40系気動車。

JR東日本管内では後継車両の投入も進み、その数を減らしていますが、旅行先でこれに出会う妙な安心感ってなんなんでしょうね(笑)。

車内はセミクロスシートで、デッキに近い側はロングシートとなっており、乗降時間の短縮にささやかな貢献。

しかしデッキ仕切扉が残っている車両では、その効用もイマイチかもしれません。

クロスシートは、いかにも「ザ・ボックスシート」然とした捻りの無いシンプルにして、後期フレームによる堅実なもの。

しっかり奥まで腰を落とせば、ランバー角とスプリングの効いた座面の弾力でしっかりした着座感が得られます。強いて言えば、窓側の配管カバーによる足下の狭さだけは如何ともしがたく。

部分的に排気ダクトの関係で、片面クロスシート区画があります。

空いてる車両であればプチ個室感があり、割と人気があると言えばあるのですが、JR北海道の40系400番台車の項でも紹介した通り、前席背後のカバー形状と窓側の配管カバーの関係で足を伸ばしづらい場所です。

出入口近くはロングシート。ドア近くの流動と乗降を考慮したものとなっていますが、寒冷地ではデッキ仕切扉が効用を相殺している向きもやや。

運輸区によっては、デッキ仕切扉を撤去した車両も居ますね。

2011年以降、海岸線を走る可能性がある車両には避難用のハシゴが設置されています。

撮影当該車では優先席の上の荷棚に置かれています。

出入口は1段ステップ、トイレは入口がデッキに面した国鉄らしい設計・構成です。

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