E130系気動車 最終確認時期:2008年7月

2007年初頭から水郡線で営業を開始した新顔さんですね。車体幅が広がったので、それまでのJR東日本の気動車としてはちょっとずんぐりむっくりさんな面持ち。

今後、各地に投入される気動車はこんな顔になるのでしょう。側面共になかなかカラフルです。

3ドア車体の気動車と言えば、キハ38以来…と言いたいところですが、既に北海道や九州では当たり前に走ってましたね。

セミクロス配置1&2の上、いわゆる「E」シリーズ電車でよく見られるパーツ+広め車体が相まって、パッと見はかなり新世代電車のそれに近づきました。と言うか、そのもの…。

じゃ、まず2人ボックス席。フレームはコトブキやシロキが納めていると思われるいわゆる「走ルンですタイプ」のボックス席です。

しかし、幾ら座席横幅を20mm拡大したとはいえ、壁際ピッタリに座席をくっつける芸のなさは相も変わらずと言ったところです。何でここで僅かの余寸という発想が無いモノかと言い飽きたコメントをポツリ。

このボックス席には優先席もあります。しかし、この座席で優先席、というのはE217系の項でも述べましたが、その意味合いに「?」を持っています。カタログ値で旧来の座席と同じだから同じ座り心地というわけでもあるまいに、腰にダイレクトに上半身の重量が乗っかる座席というのはどうかと思います。

人間工学?いや、その便利な言葉の悪い使い方だと当面持論を崩す気はありません。背中ひん曲がった人には拷問のそれでありましょう。

4人掛ボックス席もあります。座面の風合いからして、E531のそれとほぼ同じであると思います。だからといって特筆すべき良さも見つからないのですから、なにをか況や。

ドア間はロングシートになっています。3ドア近郊型でボックスがある場合のセオリーに乗っ取り、2ボックスをベースとして両端をロングシートで固める陣容です。で、トイレがあれば話は別、と。

4人掛ボックス席の背面には手すりが見えます。この辺は気配りと車内での掴まりドコロの確保として評価できると思います。いや、この車両のスタートダッシュって結構キツメだと思います。

車端にはロングシートがあります。701系電車の座面下構造と新世代電車の座面上のミックス。貫通扉の部分を見ての通りで、床面がそれまでより低めになってるんですねぇ。

ヒーターの出力は知れませんが、この線区は冬かなり寒い場所まで向かうだけにそれなりの出力になっていることでしょう。

トイレ脇には車椅子区画があります。壁面のヒーターなどは既にお約束と言うべきでしょう。

この円筒形の個室が車椅子対応かつ省(小)面積トイレ。いや、こういう部分の取り回しというか造り方は素直に進化したなぁ、と実感させられます。

ドアは床の高さが下がったので、ステップも低めになりました。まだ残っては居ますが、乗り降りにはかなり貢献しています。逆にヘタに電車対応のホームだと下り込んじゃうかも。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通(ボックス席)2or4形式不詳1500mm