183/189系電車(普通車2) 最終確認時期:2002年1月

房総地区の183系は、良くも悪くも国鉄時代から殆ど変わってない、というのが最大の特徴となっており(殴)、つい最近まで純正のR51が拝めた貴重な地でもあります。写真はいわゆるオリジナルR51Nにロック改造を施したR51N改です。わずかにリクライニングした状態で固定できるようになっているのが最大の売りで、それ以外にはバケット改造もテーブル増設も何〜もされていません(殴×2)。よく見ると、座席背面カバー部分が微妙に光っています。この部分はステンレスでかつ鏡面処理されており、これが改造された印でもありました。別に知らなくても良いのかも知れませんが…。

そして、これが現在も絶賛(?)使用中のR51N改の現在形です。上の写真のケースとの過渡期にはモケットが水色のパターンもあるのですが、残念ながらそれについては私は撮影し損ねております。さて、この座席ですが、折からのバケット流行を受け、詰め物とクッションを換えてバケット化改造されています。更に14系客車で注目された、サイドテーブルも忘れずに装備、これで従来までの壁面テーブルしかなかった気まずい環境から一歩前進です(笑)。

しかし慣れないことはするモノではなく、このR51N改、着座高度がやや高いためにどうにも「すわり」が落ち着きません…悲しいのですが…。総じて重心高めのせいでしょうか?加減速のショックの度に座席が前後にガクンガクンしてしまいます。

成田空港〜大宮間には高速バスのONライナーの他、成田エクスプレスも走っているのですが、それ以外に(!)この車両を使っての特急「エアポートエクスプレス」があります。大柄な外国人の皆さんが手許にスーツケースを持ってこの席にズラズラ座っている様は、他人ながら少々哀れになってしまいました。何せ、「情け容赦無用の全車指定席」「荷物スペースは端部の4席に原色グリーンのカバーをかぶせた殺風景極まりないもの」…私の貧弱な語彙力を持ってしても「やっつけ仕事」以外に思いつかないモノを感じた今日この頃です。

…はぁ、言うだけ言ってスッキリ(殴×3)。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普 通2R51N/R51AN910mm
普 通2R51N/R51AN改910mm