E127系電車(0番台) 最終確認時期:2001年2月

新潟地区のラッシュ対応で登場した車両です。お顔の形こそ少々異なりますが、701系をベースに電気系統が異なる親戚、といえばピンと来る感じです。窓周りなどに少々差異が見て取れます。

同地区の115系については、比較的運用距離や時間が長いものも存在することから、全面的な置き換えに至らず、近郊区間のみの割り切りとなっているようです。

しかし、こう、先輩格の新潟色と並べてみると、なるほどピッタリですね。

車体が首都圏通勤形(新世代初期まで)と同様の箱形となっており、今となっては少々狭めな感もありますが、スパーンとロングシートが並んでいます。

もう少し引いてみると、ワンマン運転に対応するための整理券発行機が見えてきます。

ロングシートは黄緑を基調にしつつも迫力あるビジュアルです(笑)。雪国らしく、足元のヒーターは701系と同様に大形・大出力化されています。

座り心地ですが、首都圏の209系一族のような硬さではなく、詰物をしっかり突っ込んだ意味での「固さ」を感じます。加速度がちょっとしたものなので、欲を言えば背もたれがもう少しあればねぇ、と思わされました。窓デザインの関係もあるので、九州や近鉄・京阪のような割り切りをしないと厳しいですが。

車端部は3人掛の優先席です。

701系もそうですが、この部分は、なかなかよく揺れます(路盤の関係もあるんですけどネ)。人数的にちょうど良い案配なのでうまく使われているところですが、主に使うだろう当事者層からすると厳しそう…。

トイレ反対側は車椅子対応スペースになっています。車内に入って、向きをグルンと変えるにはここが向いている、ということですね。

そしてトイレ、入口脇にはゴミ箱。

ゴミ箱については、そこら辺にゴミを置いて行かれるより、こうした設備を設えた方が、確かに車内美化上からもよいでしょう。割れ窓理論、ということもありますから。

車両選択に戻る>>