E501系電車 最終確認時期:2003年2月

めんどくさいから前頭部略、と言う感じですが、209系の屋根に交直対応機器を載せた趣のE501系です。実際の所、屋根上機器の関係で多少頑丈になっているとか…あと、床下からのVVVFインバータ変調音はもうすっかりおなじみに…。

車内は典型的な4ドアロングシートの車内です。しかし、全国でも指折りの超混雑路線にあえてこの狭幅車両として投入を急いだのか、については未だに解せません。何せ、後継車と言うか後続が…E531系だし…。

ロングシートは209系まんまにシート表地が変わっただけです。そのため、ランバー部分について、腰回りの形状と何らフィットしない歪な曲線と、壁から数cmがどうやっても無駄になる失敗作そのままです。

直流快速電車にはE231が続々投入されていますが、こちらは一向に改善の兆しが見えません。両形式については、座席の壁支持方式に若干の差異が出ているとはいえ、使いつぶしを前提としたような放置状態に投入時の本音というか目的を見た思いです。要は輸送品質の向上より交直関連機器と足まわりを見たかったのね。

車端部です。この消火器の置き場所・設置方式についてはメーカーレベルで差異が見られますが、これは小学生が座っても膝に消火器ケースがぶつかる悲惨なタイプ。設計者の投げやり(最大限好意的に解釈すれば、やむを得ない逃げ道無しモード)な姿勢が滲んでいます。

優先席です。元々、優先席はランバー部分の色がシルバーになって区別していましたが、より明確に差を出すために表地の色とパターンが変わっています。そのため、座面基部の横からチラリと見えるモケット張り部分が旧来のまま…。

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