E2系電車(1000番台) 最終確認時期:2003年9月

東北新幹線が八戸へ延長開業したのと併せて投入された形になるマイナーチェンジ版(?)の1000番台です。外見的には普通車の大窓化・パンタグラフ形状変更などがあり、足まわりもアクティブサスの採用で高速走行時の揺動が低減されています(確かに0番台よりはマシと思えた…見違えるほどとまでは行かないにせよ)。

車内全景ですが、限りなく半間接照明に近い直接照明となり、全体的に飾りっ気のない天井、木の雰囲気を出した内装板などが特徴といえるでしょう。荷物棚もちょっと板っぽい感じになり、棚板の下に空調吹出口がセットされるようになりました。

2人掛席です。E4とほぼ同等の座席が装備されるようになり、座面スライド機構を併設した回転油圧リクライニングシートになりました。座席自体のアーキテクチャにケチは付けませんが…やはりなんか貧乏くささを拭えないのは、その姿に航空機のエコノミークラスのが影が重なるから、だけではなさそうです。

3人掛席です。写真は喫煙座席なのでセンターアームレストが大型になっています。

気まぐれで洗面台を撮っていました。新幹線の洗面台といえば三面鏡がある他は無機質なのですが、天井近くのカーブに見られるようにほのかな遊び心が盛り込まれるようになりました。

仕切が衝立1枚、かつ洗面台部分が空いてスルーになっているのは清掃面での効率化があったのでしょう。

グリーン車全景です。天井構造そのものは普通席と大差ありません。照明が白熱球色の蛍光灯になっているので、イメージはガラリと変わっていますが…。

2人掛のYR152Aです。0番台のYR115,116と殆ど差はなく、ヘッドレスト上に手摺りが増設されている程度の違いしかありません。

1000番台のグリーン席では、窓枠上部に空調風量の補助吹出口があり、レバーで流量を調節できます。ともすれば乗用車のガラス曇り止めデフロスタですが、2層窓の新幹線ではちょっとそれは意味合いが異なりますね。

こちら、1人掛・車いす対応席。後ろに見えている可搬式の踏み台のようなモノは、下り方面で直後の2人掛席C席部分の人がフットレスト代わりに使うスツール(オットマン)です。

そして全展開時がこれ。この1人掛席、ご指名客が多い人気席なのですが、1カ月前の売り出しでは発売規制が掛かって発売されません。

あるタイミングでその規制が解除されるようになっています。そのタイミングは…時刻表の営業案内のページを隅まで読むとヒントが出ております。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳980mm
普通3形式不詳980mm
グリーン1YR152A1160mm
グリーン2形式不詳1160mm