261系1000番台気動車 最終確認時期:2009年9月

石勝線の特急といえば、怒濤の快走を見せる「スーパーおおぞら」がつとに有名ですが、帯広までの主要駅需要をサポートするように「とかち・スーパーとかち」も存在しています。

そんな「とかち」系統にも新型車両の波が確実に寄せられており、朝の1往復と午後の1往復が、261系1000番台による「スーパーとかち」となりました。「スーパー宗谷」で知られた同車をマイナーチェンジしたものですが、色配置の変更などで少々趣が異なっていることが判ります。

私は機関やエンジン周り、とんと門外漢ですが、乗ってみるとエンジン音と速度が(良い意味で)比例しない凄い車両だな、と思わされます。その一方で、車体の遮音性も結構なものだと感心しきり。

普通席は青・赤・緑の表地色が「いかにも」な配色です。小糸工業製の一般的な2人掛回転油圧リクライニングシートが設置されています。リクライニング量はわずかですが、デフォルトの状態で割と自然なフィッティングをしていますから、ムリに傾けることも少ないのではないでしょうか。

一見、ほぼ同時期デビューと言える785系電車(リニューアル自由席)や789系1000番台と全く同じに見えますが、座席脚台だけが261系0番台と同じ。気動車故の床面フレームでも作用しているのかどうか、この辺は定かではありません。

車椅子席の後ろ列の2人掛。通路側にはお約束のインアームテーブルが備え付けられています。

センターアームレストが上の一般的2人掛席より浮き上がっているように見えますが、これで精一杯下まで押し下げてマス。ってことで個体差と言うレベルなのですが、ちょっと角度判定が甘いかな?とも思えます。

投入時期的に全検などは行ってないでしょうから、メーカー出荷で気付いて欲しいレベルか?

1人掛席の標準状態です。

全展開状態。

JR北海道では、2006年12月のプレスリリースで、主要特急の指定席を新型座席に換装すると発表しています。

当初はドル箱というか、文字通りの看板特急である「スーパーおおぞら・スーパー北斗」用の283系向けで展開されていましたが、その後、183・261(1000番台)・281系気動車にも続々と投入されています。傍目には「やり出したら収拾付かなくて止まらない」状態に陥っているような気がしないでもありません…。

283系気動車に設置されたものと同じ座席で、小糸工業製です。背ズリ下端のフレームがゴツッと当たる箇所も残念ながらそのまま…。

蛇足ではありますが、従前の座席脚台フレームの関係で、座席脚台の床と接するプレート部分が通路側にのみ出張った「L字型」となっています。ちょっとレアですね。

いよいよグリーン車内に入ります。261系の0番台は半室グリーンだったこともあり、こぢんまりとした雰囲気でそれも良かったのですが、こちらは座席数面で283系とのやりくりや、現実需要の関係か1両まるまるグリーンです。

室内に入って真っ先に思えるのは、圧倒的な「碧・白・碧」のコントラスト。荷物棚壁面から立ち上がり、天井一面に徹底されたブルー、大形座席による大質量のブルー、真ん中を帯のように突き抜ける内装の白が魅せる美しさはちょっと凄いです。

空間から色が溢れ出てる、と言えば良いでしょうか、一瞬言葉を失う衝撃を感じたのも事実です。

座席は261系0番台とほぼ同仕様のグリーン席となっています。「ほぼ」と言うの通り、前作より若干雰囲気が変わっているのが判ります。

パッと見て、側面のシワが減ってスッキリした感じになっています。造り込みも進歩したのでしょうか?以前のモノより質感・風合いが「むっちり」した感じです。

手摺りの影響もあるのか、ヘッドレスト部分の形状が見直され、少々いかり肩なシルエットになりました。

全展開状態。回送で入ってきた車両のピローは、一番下に押し下げられた状態で据え付けられていますが、ピローとヘッドレストのデザインからして、このように最上位に持ってくるとピタッと合うようになっています。

座面も261系0番台のものより、せり出し量が少なめになっています。

2人掛席。座席脚台が261系0番台のものと趣が変わっていることもチェックポイントです。

掛心地ですが、見た目こそ261系0番台のそれですが、滑り出る感じが少なかったのは驚きです。座面・座ブトンなどにも工夫が重ねられているのか、しっかりお尻を落とせるようになっているので、この辺がポイントなのでしょうか。

283系のグリーン席のようなギミック満艦飾なことはありませんが、それが故に気負わず使える空間といえます。因みに、両窓側にAC100Vコンセントが備わっており、携帯電話の充電にはピッタリ(笑)。

普通車(3号車)には、このような超大型荷物置場があります。行楽性も併せ持つ特急車両らしい設えですね。

車椅子・幼児用ベッド等、多機能トイレもあります。最近のJR北海道のカラーコードでは、白の壁面に可動扉部分はタテになにがしかのカラーサイン(トイレは水色)があしらわれていますね。

グリーン席のデッキから普通車方面を見ると、なかなか細長い通路です。右が多目的室、左が車販準備室になっています。

普通車にこのようなものを付けると、増解結であったりなかったり…とバラツキの原因になりますが、「グリーン車さえ連結されていれば」余計な心配が要らない発想は合理的です。さらに、普通席との間に暗黙の関所も作られることから、その点からも効果が見込めますね。この発想はJR東日本のE3系車両などで顕著です。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
グリーン2付番無し1145mm
グリーン1付番無し1145mm
普通2付番無し960mm
普通1付番無し960mm