そろそろ時代を越えた定理として「ヒマはあれどカネは無い」が認知されそうなのが学生(特に大学生)です。そんな貧乏時代の味方、今は無きスーパーチケットが「周遊券」と言えたでしょう。私も周遊券世代の人間ですが、今でも「ワイド周遊券」の響きが鮮やかによみがえる今日この頃です(進歩ないやんけ…)。

後日、この車両は再度改造されて近郊形のロングシート車になってしまいましたとさ(悩)。

さて、そんな貧乏学生の北海道鉄道旅行と言えば夜行列車の自由席は重要なアイテム。北の果て、礼文・利尻・宗谷岬を目指す(あるいは帰る)夜行列車こそ急行「利尻」でした。40系気動車を改造して生まれた400系気動車に展開される回転リクライニングシート…R55。この黄金の組合せは疲れた体を預けるにふさわし…くないけれど、有り難いものでした。