731系電車 最終確認時期:2002年7月

711系の後継代替と目される都市近郊形電車です。大出力モーターでガンガン走る他、721系電車・201系気動車との併結も考慮されているスグレものでもあります。

運転区間は存外広く、端から端までこの列車オンリーで移動しようとすれば軽く鬱が入りそうな運用もチラホラあります。部分的に特急と組み合わせるなどといった利用法が良いんですかね?<旅行者的ワガママ度120%

車内全景です。それまでの北海道向け車両の常であったドアと客室内を仕切るデッキがありません。オールロングシートのガランとした室内です。座席のソデ仕切から天井に立ち上がる部分、透明のパーテーションで冷気を遮断する意匠が見られますが、実用上はなんの効果もないと考えられます(冷気・顔直撃こそ防いでいますが…)。

後述もしますが、デッキの代わりに、ドア近くにはエアカーテン機能を持たせており、写真両脇下側にもその一部分が写っています。しかし、少しでも風がある日は、せっかくのエアカーテンも殆ど効果がないように思えます(実体験)。あとは、半自動ドア機能でやり過ごしてね、って解釈なのかな。

座席自体はオーソドックスなロングシートです。座席の固さやスタイルはJR東日本の701系に近いですが、こちらの方がもう少し座面が柔らかいように思えます。

袖仕切の部分は、大きく形取られており、足下に冷気が回り込まないようにささやかながら配慮が図られています。

通勤用車両として設計された車両故、ドア近辺の混雑に対応すべくドア近くには折りたたみ座席が設置されています。写真は収納時のもの。

こちら、展開時のもの。ただし、放っておくと収納時の状態に自然復帰してしまいます。写真は座面がほんの僅か上がり掛ている状態(笑)。

座り心地は山手線205系6ドア車のそれをもう少し柔らかくした感じですが、板っぽさは否定できません。

ドア部のエアカーテンその2、といえるのが天井部分のこれです。風量はよくデパートで体感できるそれより勿論(?)弱いです。あまり効果が上がっているとは思えないんですよね…ちょっとでも風があると、マジで役に立ってないと思います。

車両選択に戻る>>