140系気動車(観光仕様) 最終確認時期:2005年3月

特急「九州横断特急」「くまがわ」「はやとの風」を結ぶ形で走っている普通列車、でも愛称として「いさぶろう・しんぺい」と思いっきり人名が入っています。

古くはキハ28/58、31の簡易お座敷などで異彩を放っていた車両ですが、この度めでたく(?)専用車によるパッケージ化がなされました。2両1セットで1両は指定席です。

写真手前が指定席部分、奥が自由席です。

車内天井・照明部分は「はやとの風」にかなり通じる手法で改造されています。座席フレーム部分は濃厚な柿渋色をベースにちょっとくすんだ緑のモケット…誰ですか、雑草色だなんて言ってるのは!

座席は普通列車扱いとしてのボックス席。ピッチは申し訳程度ですが拡大されています。真ん中には大形のテーブルもあり、多少の食事も不安有りません。

尤も道中、右に左に…とめまぐるしく景色が変わるのでそれどころではないでしょうけど…。

ちょっと場所を変わって。1ボックスのみポツンと存在しています。

ドア際。もう窓割りなんて気にする気、さらさらナシという感じがモロに伝わってくる設え状態です。

折りたたみ座席部分。車椅子対応ブロックがここです。

この形式、配管や窓割りの関係でボックス席に対応する大窓が連続していません。所々に小さい窓がチョコンと顔を覗かせます。

そんな理不尽なスペースはエイッ、と言う感じでミニ立席スペースに早変わりです。

車両中央にあった立席展望スペース。こちらは指定席車両のもの。足下まで窓が取られています。よく見ると窓に「いさぶろう・しんぺい」のマークがあります。

こちら自由席の展望スペース。窓の形も大きさも特に弄られていません。この辺が微妙な格差構造。

デッキには液晶ディスプレイがあり、前面展望が見られるようになっています。車端からはちと遠いのですが…。

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