815系電車 最終確認時期:2001年3月

475系の後継(と言う形態になるわけで)順次投入が進んでいる今日この頃。ドーンデザインらしい雰囲気をそこかしこに漂わせて今日も臼杵の山の中や八代海沿岸を駆け抜けています。

いわゆる「ローコスト車両」の一端になるらしいのですが、なにやら舌を噛みそうな製造方式を採っているそうです。

通勤・通学用という割り切りからワンマン対応+オールロングシートというスタイルを採っています。しかし、パイプ処理や網棚処理など、実は細かいところの凝り様はいつものことです。

運転台周りや、ドアなどのアクセント部分には鮮烈な菜の花イエローを使い、それ以外はシックなトーンで統一されています。

ワンマン運転用の整理券発行機が見えます。座席自体はいわゆるカンチレバー支持方式で足下がガランとしています。窓は大きく、熱線吸収ガラスが使われています。

しかし、この窓の大きさとランバー部のサイズの違いは仕様なのか確信犯なのか、設計後に気づいたのか(笑)判りません。ロングシートなりの座り心地を優先した結果、と好意的に解釈していますが…。

ドア戸袋部分には優先席が備えられています。この部分の座席にはヘッドレストがあり、身体をしっかりあずけられるようになっています。細かいですが、工夫ですね。

でも、この車両が走る線区には路盤状況が恵まれない部分もあります。そのような区間では相応に揺れますので、御身御大切に。

来ました。トイレです。ここまで割り切ったユニット方式も珍しいです。トイレユニットの天井に溜まったホコリはどうするのかと非常に気になっている今日この頃です。

隣の車両との渡り部分です。何の変哲もないように見えますが、貫通路をよく見て下さい。天井の高さと通路の上端が同じになっています。

貫通扉要らない→いちいち上端の仕切要らない→強度的にも大丈夫か→なら高さ合わせちゃえ…恐れ入りました。

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