113系電車 最終確認時期:2003年4月

111系の後釜(追い出し役)として、はるばる関東からやってきた113系です。そのまま使うかと思いきや、色も外見も超硬派で現れました。車体色はこのほかに3色ほどあり、主に快速「サンポート」や瀬戸大橋を渡って岡山までの普通運用に入っています。

室内ですが、窓割りを見ない限りは6000系のそれと大差がありません。というか、デザインイメージは6000系のそれと変わりません。

それまでのボックス席から一転、転換クロスシートを装備しています。乗った感じもコイルバネであることを除くと、可もなく不可もない近郊形車両としては妥当な乗り心地です。座面に少々底突き感が残ってしまうのが残念です。

コイルバネと言ったところで、路盤の良い線区ではそんなに問題になるような乗り心地とも思えません。それよりも、テーブルが無いことの方が乗車時間次第でちょっと不満に思うかも知れませんね。

戸袋窓の部分は、背ズリがやや立った感じの方向固定クロスシートです。一般に、転換クロスシートは座面が背面の転換にリンクして角度を僅かに変えるようにできていますが、このブロックだけはどうにもなりません。座面が少々偏平の気がします。

車端部はこのようなボックス席。貫通扉側は通路幅の関係で、僅かに幅が狭くなっています。

中間車に設置されている「乗務員コーナー」です。途中でドア扱いができるようになっているのは、111系以来の伝統です。

その乗務員室区画。111系より前後スペースが広がり、明確にパイプで立入の制限が明示されています。

ドア上にはLED表示装置が付いています。え?似合わない?いえいえ、結構重宝しますよ。

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