8000系電車 最終確認時期:2003年4月

四国ご自慢(ですよね?ですよね?そう言ってください… ^^;)の特急電車、8000系です。非貫通型は新幹線を思わせながらも微妙に垢抜けないお顔が堪りません。貫通扉の付いている側は…聞かないでください(殴)。

台車はかなりのスピードまで耐えられるモノを奢っているそうですが、高架スラブ区間で何となくフワフワと安定しない上下動を感じた(inグリーン席)のは気のせいではないような気がします。

普通車の全景です。パッと見はどこにでもありそうな車内といえます。淡々と実用本位の姿勢が見て取れます。半間接照明、荷物忘れがないように工夫された半透明プレートの渡された荷棚と、これはこれでどこにでもありそうな感じではあります。

2000年に撮影した先頭車半室普通席部分です。全体的に濃いめのカラーリングとなっていました。

2003年時点の先頭車半室普通席部分です。交換されたモケット・カーテンのカラーがグレーとブルーを含んだ色調になっています。何となく室内が明るい感じがしたのはモケットカラーのお陰が少なくないかと…。

普通席2人掛座席です。980mmピッチと、微妙にJR標準値を上回ったピッチで配置されているのは独自形式の回転油圧リクライニングシートです。堅め基調の座り心地はごくごくスタンダードと言ったところです。ヘッドレストの張り出しもちょっとうたた寝するときに使えます。

2000年時点での半室普通席部分です。茶色が強めに入ったグレーモケットが目を引きます。

その2003年時点での半室普通席部分です。座席モケットとカーテンが変更されています。この部分は通常、禁煙指定席ですが割り当て上、最後にされることが多いようです。そのため不名誉かも知れませんが、この部分が埋まっている、と言うのを旅行中ながらあまり見たことがありません。

そう言う意味では、閑散期はここを指名買いするのが何となくお買い得かも知れません。

2002年冬から2003年3月に掛て、8000系電車を使って移動列車中からのコンピュータ通信基盤サービスの実証実験が行われました。その中で、この半室普通席セクションが対象ブースとなり、「ひかりレールスター」ほどのモノではありませんが、壁面際の席にAC100Vコンセントと大荷重対応テーブルが増設されています。実験中は天井付近に無線LANのユニットがあったのですが、撮影時点では実験も終わっていたので取り払われています。

そう言えば、ちょっと前に利用者の座席種類選択行動の調査(自由席・指定席の選択志向について)がこの路線で行われたことがありました。何か何かと実験的な舞台に選ばれることの多い路線です…。座席的に関係有るような無いような話ではありますが…。

グリーン席部分です。松山から乗ると岡山・高松側の先頭部分に連結されています。2&1の王道配置となっていますが、車窓は明らかに1人掛席の方が優れていると思います。

間接照明がベースとなっており、手元の照度が不足するときは読書灯で補います。この読書灯ユニット、両脇部分にブラウンの縁取りがなされており、その細部への手の入れ方にちょっとバブルの残り香を感じてしまいます。

1人掛グリーン席です。シートピッチは1170mm、微妙に国鉄時代の標準値を上回っているのは2000系気動車に同じです。ハイバックの背もたれがしっかりとしたボディホールディングを提供しています。

全展開した状態です。深いリクライニング、大型のシートバックテーブル、3段階の上下が可能なフットレスト、JR東日本651系のR8/9で感じられたフットレスト周りの不足点を良く補っています。

その代わり、2000系気動車にはあったカーペット(と言ってもタイルカーペット)すら無くなっており、リノリウムのツルリとした床になっています。

2人掛席です。超弩級のサイズは新幹線のグリーン席に十分比肩するものと思います。いや、相対的にこちらの方が大形に見えます。先ほどの普通席の無線LAN試験の絡みで、グリーン席も2人掛席の松山側端部と1人掛席の高松側端部に大形テーブルとACコンセントがあります。携帯電話の充電やノートマシンでの操作を考えているならこちらを指定するのが良いでしょう。

先にも挙げましたが、JR四国のグリーン席はハードウェア(座席)は非常に立派です。座席は文句なく大きいですし、前面展望もデッキが挟まりつつも(笑)保たれています。問題はそれを伸ばそうとしないように感じられる点に尽きます。普通車だけで良いと考えつつも、フルムーンと言った微少でも確実に存在する需要の為に造られたと言う雰囲気が露骨に感じられると言った所でしょうか。

人的サービスと言えば、検札時にパックに入った使い捨て紙おしぼりを配る程度、定員が定員ですし繁忙期以外のグリーン需要など程度が知れています。人件費などを考えれば、ここをして専属クルーを置け、とは言いません。それならば、せめて床面の絨毯敷きや内装化粧版と言ったささやかでありながら、視覚上明らかに異なる雰囲気を提供できるスタイルの確立をなした方がよいのではないでしょうか。そういう意味で四国のグリーン席には磨かれていない原石のような印象を持っています。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2不明(小糸工業・天龍工業製)980mm
グリーン1不明(小糸工業製)1170mm
グリーン2不明(小糸工業製)1170mm