8000系電車(アンパンマン編成) 最終確認時期:2016年11月

長らく予讃線のアンパンマン列車は、宇和島発着を軸として2000系気動車が担ってきましたが、宇和島直通運用がなくなったことから、8000系電車にもお鉢というか罰ゲームというか、回ってきました。

白アンパンマン列車をベースに、8000系の先頭車形状を生かした(?)塗り分けというかペインティングですが…いや、スゲぇ痛車に仕上がったもんだべ(苦笑)。それでも、観光客や子供連れからは記念撮影の対象にされるんだから、商業的には成功なんですよね。

アンパンマン座席区画は、2000系の時代と同様に半室普通席の部分が宛がわれました。

ドアを開ければ、天井から床までアンパンマンワールドが充満しておりまして…ええ。つまり、グリーン席の客も、トイレに行くにはこの関所を往復しなきゃならんわけですよ。

座席自体は、いわゆるリニューアル指定席をフレームとしておりますが、表地にキャラクターがプリンティングされており、ヘッドレストには雲に見立てたピローが備え付けられています。

ピローは見た目の通りで、変に小さいことで耳や髪に障る上、ボリュームも不足しており、頭を置くとすぐペタンコになります。効用を感じないのがペケ。

その他、シートバックテーブルにアンパンマンキャラクターがプリントされており、さらに展開すると、運転席調の模様が板面にプリントされて展開するなどの遊び心が盛り込まれています。

普通席側のデッキは、カッティングシートをベースとしてキャラクターが内装に貼り付けられています。

従来、スタンプコーナーや車内電話が設置されていた区画には、これ幸いとばかり、アンパンマンとばいきんまんの立体的なエンブレムが壁掛けで掲出されています。

体のいい、記念撮影コーナーになっちゃってます。

洗面台も、カーテンを引くとドキンちゃんが出てくるようになっています。また、あえて撮ってませんがトイレも…(略)。

隣の普通車は従来のリニューアルで施された意匠そのまんまで、安心できる区画ではありますが、油断してはいけない。

ドア手前のステップ注意を示す警告エリアがアンパンマンの踏み絵化されている事実。

車両選択に戻る>>
座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通(リニューアル席)2不明(住江工業製)980mm