12系客車 最終確認時期:2002年2月

関東に住む者は西日本発着の列車、というものが難関・鬼門となっています。曰く「(距離的に)行きづらい・(タイミング的に)乗りづらい・(ルート的に)使いづらい」ケースが多く、かくいう私もかなり乗り残している列車があります。

今回、山陰・九州を廻ったついでに念願のムーンライト高知に乗る機会に恵まれました。前回、yoshy氏の「第2回車内学オフ」にて乗ろうと思っていたらそんなときに限って検査入場のため運休というバッドタイミングだっただけにそのうれしさたるや…(^^;)。

通常シーズンのこの列車は3両連結で、真ん中の2号車は見ての通り船の桟敷席よろしくカーペット席となっています。え?毛布と枕を取ったら快速「海峡」のカーペット車だ?いや、それは言わないであげましょうよ…。

どうでも良い蛇足(でもそういうものは当事者にとっては大問題)ですが、写真手前のカーペットが赤くなっている区画は女性専用区画です。野郎が間違って入ろうモノなら…。2号車はディーゼル発電機が無い車両なので静かな客車ライフが送れること請け合いです。

そして、1号車・3号車はこのような1&2配列の大型座席が並んでいます。

1人掛席です。シートピッチ1400mm、深々とした大型リクライニングシートがそこに鎮座しています。座席には毛布が備え付けられていますが、それ以外の付帯設備はあまりありません。

ヘッドセットのような水色のパーツは読書灯です。少々古い形式のためか、レンズがフレネルレンズのような形状をしています。ある程度の時間を使うと非常に熱を持って熱くなりますので、ご利用はほどほどに。

そして全展開状態。リクライニング角度は相当なものになっている上、レッグレスト・スツール(オットマン)によって相当に楽な姿勢を取ることができます。ゆったりとした前後幅はトイレに行くのにも困りません。

そして2人掛席です。全体的なシルエットが新幹線100系のR35に近いのはメーカーが同じであることもありますが、製造時期が重なっていたことも関係しているでしょう。違う点を探す方が難しいかも知れません。

強いて挙げるとすれば、センターアームレストのサイズが一回り大きい、とか背面大型テーブルが無い…とか、普通の人からしたら「何のこっちゃ」のような場所しかありません。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
グリーン1付番無し1400mm
グリーン2付番無し1400mm