47形気動車7000番台「みすゞ潮彩」 最終確認時期:2009年3月

山陰本線の西端、風光明媚にしてのどかなローカル線の趣ですが、海のアルプスと言われる青海島や恵まれた海産物、点在する温泉など、観光スポットに恵まれている地域でもあります。

瀬戸内マリンビューに続く気動車タイプの地域ジョイトレ第2弾、詩人金子みすゞにちなんだ「みすゞ潮彩」号です。

編成全体としてアール・デコ調のペインティングデザインが施されている他、この車両の指定席海側は○△□などの図形を随所にあしらった特徴的な側面となっています。

図形に紛れていますが、指定席はドアが車端部の1カ所のみとなっています。

指定席車内全景です。画像左側が走行時に海に面する側。右側が山側に相当します。オーシャンビューを前提とした割り切りの車内設計になっていることが一目瞭然。でも、天井に見えるバスタイプの冷蔵改造はそのまんま、というのは少々ミスマッチに思えますが…改造費がアレなので…ええ。

少々勿体ないのは、山側の座席の扱い。通路幅の関係もあったのか、床面の嵩上げなどが行われず、せっかくのオーシャンビューも少々台無し。この辺はもう一声、と言う工夫のなさになるのでしょうか。

海側のソファーシート。革張りで割とがっしりして、なかなかしゃれ込んだタイプです。偶数番号の席を取れば、海側の座席が割り当てられますが、窓割りの関係で窓枠が真ん前に来てしまうトコロもあります。経験則上、10,12,16番の辺りはまずまずではなかったかな?と思います。アテにならない参考までに。

改造は最小限となっているモノの、足下のヒーターカバーなどが座席部分ではきちんと切り込まれて居るなど、配慮は図られています。

さらに、座席脚台が固定ではなく、さらにペダルも見えるのですが、これ、踏むとこんな感じでクロスシート状に回転できるようになっています。

運転台後ろには、大きな窓が見えます。途中3カ所ほど、ビューポイントで停車するのですが、ここからの海の眺めも悪くありません。

真夏であれば、コバルトブルーの空と海、素敵なコントラストが楽しめます。

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