52系気動車 最終確認時期:1997年2月

1995年夏の豪雨による鉄橋・路盤流失から2年以上、大糸線のJR西日本区間では区間運休が続き、同区間は代行バスによる輸送が行われていました。

急行「アルプス」から、寝ぼけ眼で乗り継いだ代行バスによって小滝に到着すると、程なく糸魚川方面から1両の52系気動車が入ってきました。

車番は確かキハ52-116。この乗車の後、5年くらいで廃車になっていました。

車内の造りこそ国鉄イズムながら、カラーリングはすでにJR西日本イズム。勿論、ワンマン運転に対応するため、整理券発行機が据え付けられていました。

通路部分など、リニューアルが図られているのがよく判ります。

ボックス席はフレームも華奢な狭めの席。でも、このバランスがまた見栄えとしては「いかにも」と言った感じでした。座ブトン部分のバウンス感はヨカッタのですが、なにせ背ズリの薄さと言うか、頼りなさが…ね。

テーブルは窓枠と一体化した少し幅広めながら、薄型のモノになっています。

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