115系電車 最終確認時期:2005年11月

伯備線の山陰側、西は出雲市までのローカル輸送でよく見かけるカワイイ2両編成。窓周りもしっかり手を入れて貰って、あと何年使うんだか…といった装いです。

…で、裏側(出雲市側)を見るとあれまビックリ。文字通り「取って付けた」お顔じゃありませんか(福知山線には更なる超人が居ますけど)。アーバンエリアと対照的な極限までエサをやらない使い潰し(倒し)ぶりを垣間見せるお顔です。

で、先の本来のお顔と比べると色の塗り分け(特にブルー)を見ると高さが異なっているのが判ります。

車内はワンマン化改造がなされた以外は、一般的な(?)リフレッシュを受けています。化粧板で白が多いのは、蛍光灯の照度を有効活用する目的も含まれているように思えます。

東海道・山陽界隈の113系・115系であれば転換クロスシートへ換装、といった感じですが、この車両はボックス席のまま残されています。窓枠は改造工事を受けた際に取り替えられており、小テーブルなども見られない何ともサッパリしたものになりました。

皮肉な話ながらこのボックス席、古いと言って侮ってはいけないんですね。このタイプが出ると毎回触れていますが、121/126系気動車のそれより良い座り心地(但し、ちゃんと座った場合)であると思います。

戸袋窓の部分はお約束に2人掛。手前には立席用吊革が見えます。吊革がロングシート前「だけ」にある辺りに、混雑ピークの状況を知らされる今日この頃。

一部のロングシートは優先席に。手前の整理券発行機が少々出入りの邪魔みたいですが、大した問題にならないペースなのでしょうね…。

ってか、確かに当該時間に乗り合わせたことがありますが、退っ引きならなくなるような局面は無かったように思えます。

車端はドーンとロングシート。うん、判りやすい。

トイレがある車両では立席スペース兼、車椅子用スペースになっています。この辺は105系の改造車などと同じ手法ですね。

で、こちらがトイレ。なかなか細長いですね。入口を車端の車端にしているのが災いしているような気も…。

ドアは窓ガラスの押さえが変わりましたが、それまでのドアそのものです。半自動化されていますが、取っ手はあまりごつくないかも。

車端部の全景。貫通扉はこれまた105系の改造車などと同じですね。トーンが統一されていると思います。地域的には相容れない場所に居ますけど…。

問題の平板先頭部分の後ろ。妙に開放的な見切りはワンマン運転時に客室が見通せるためでしょう。しかし、低運転台なので客側から見たら前方があまりよく見えません。

ワンマン運転時は中央の扉が開いて、中から運賃箱がズイッと登場するようになっています。

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