285系電車 (B寝台・指定席・共用区画) 最終確認時期:2003年4月

581/583系から実に四半世紀ぶりに製造された「寝台電車」、サンライズエクスプレスです。サンライズ瀬戸・出雲の連結編成は東京駅の夜を彩っています。サンライズ瀬戸は、季節延長で松山まで長駆する場合があります。

JR西日本・東海の共同運行であり、東海が3000番台を付した編成を擁していますが、自社の所属区には戻らない何とも無茶苦茶な(笑)運用形態を持っています。メンテナンスも西日本管内で行われています。

普通指定席「ノビノビ座席」の通路部分です。各編成の5号車がこれに該当し、運賃の他、指定席特急料金のプラスで移動することができます。

下段部分です。窓側にスポットライトとドリンクホルダー&紙コップが見えます。手前に上段からの下り階段があり、この裏側が荷物(靴)置場とのこと。

通路側をカーテンで仕切れますが、情報に依れば、「ムーンライトながら」ほど有名ではないにせよスリ・置き引きの危険性が高いとの話もあるので要注意。安全をカネで買う時代、指定席料金だけでとりあえず寝っ転がれるのですから、自衛を怠りませんよう。

寝台区画は全て個室となっています。こちらはB寝台「ソロ・シングル」への通路部分。両脇にズラリと個室仕切扉&ロックユニットが並んでいます。

ソロの室内です。収容力を上げるために上下段を交互に組み合わせた構造になっているせいか、狭々しい室内です。従来の客車ソロ(線路方向寝台)も似たようなモノでしたが、とにかく必要最小限にコンパクトにまとめられています。鍵が掛かる、というのが最大のファシリティだったりして…。

このほか、少々広めのシングルもありますが、こちらは人が居られたのでさすがに撮りませんでした。先客押しのけるなんてマネは私には…(笑)。

ノビノビ座席の高松・出雲側に車掌室があります。反対側はトイレと自販機スペース、実に無駄なくスポッと収まっています。

A寝台とB寝台の間にはこのようなフリースぺース(ラウンジ)があります。但し、禁煙です。

ラウンジは通路より1段高くなっています。こちらは山側。

そして海側。

ラウンジの端っこはこのような自販機・電話スペースとなっています。

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