42系電車 最終確認時期:2002年2月

2003年3月、JR西日本の西の果て、小野田支線で1両が頑張っていたJR現役最古豪電車。定期運転から引退し、夏頃までは西日本管内でイベント用途に走るらしいですが…。写真はちょっと昔のモノで、006番が長門本山に停車しているところです。

ちょっと遠巻きに。レンズの画角が違うと見た感じも全く違いますね。この車両がここを走るのは2003年3月まで、このような夏草の線路の季節は、もう来ません。

先頭部です。塗装こそ、いわゆる旧型国電塗色で美しく塗られていましたが、パーツの端々に時代が語られています。何でも、このライトすら本来のモノではないという話も…。

001番の車内全景です。ニス塗りの艶のある内装材がいい味を出しています。

006番の車内全景です。上の001番と見比べると、灰皿受け台があった部分に当て木が有ったり無かったり…微妙な違いではありますが…。

001番のロングシート部分です。優先席になっていますが、さすがに座席のモケット生地を張り替えるような無粋はしなかったようです。

運転台右後部分のロングシート、微妙な長さですが2人掛です。繰り返しますが2人掛ですからね(笑)。

006番のクロスシート。基本的に下の001番と変わりませんが、座席背面の手摺りに金属の地色が出ています。使い込まれた良い色になっていますね。

001番のクロスシート。手摺りが白系統に塗られて、木のフレームが続く車内のアクセントになっています。そのほか、窓側を見ると灰皿台の当て木が残っています。

yoshyさんのtrainspace.netでも紹介されていますが、床下の独特の形をしたヒーターが木の床にアクセントとして並んでいます。

出入り台周辺です。真ん中にスタンションポールが、運転台後にカワイイ料金箱が見えます。

廃車直前には多くの人が撮影に来ていましたが、かつてはのんびりまったりと心ゆくまであちこちを撮ることができました。

「今、ボクにできることは so 走り抜くこと (written by KYOKO Sound Laboratory)」…そんなつぶやきが聞こえてきそうな今日この頃です。

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