300系電車 最終確認時期:2002年9月

300系と言えば一般にはJR東海の車両を連想しますが、JR西日本も300系車両を持っています。F編成と呼ばれ100系V編成よろしく3000番台を与えられています。

普通席はTR58の初期形のモケット変更版な趣のWRK220です。この系統の座席、詰物があまりに薄く、ヤレるのも速い為に「座席フレームにウレタンがへばりついている」ような感触を持ちます。色彩はJR東海のそれと異なって、グレーベースなのでホームからもパッと見分けを付けられます。

TR58と違う点と言えば、シートバックテーブルラッチの形状が帽子(上着)かけを兼ねているような形状だということでしょう。尤も、実用性には甚だ「?」が付きますが…。

3人掛のWRK305です。こちらも基本仕様はTR71に準じており、モケットが異なるくらいです。しかしながら、このモケットもTR58/71ほどでは無いにせよ滑りやすいもので、座り心地はお世辞にも良いとは言えません。正直、これで長距離乗車に出くわしたら謹んでご遠慮申し上げたい今日この頃です。

グリーン席です。こちらも車内見付はJR東海のJ編成に準じ、座席のカラーが異なっているくらいです。

グリーン席のWRK219です。フレームやソデ体そのものはTR37のそれと殆ど変わりません。決定的な違いと言えば、センターアームレストのオーディオユニットとフットレストの形状、ヘッドレスト・背面部分でしょう(外見上、これらが違うと決定的に違う…か)。

このフットレストですが、JR東日本E2系グリーン席の初期グリーン席に採用されている物と全く同じです。登場時期から考えると、勿論こちらの方が元祖になるわけですが…。

こちら、中間部分の座席ですが、このフットレストから後部カバーに掛ての造作はそのままE2系に流されているような雰囲気を持っています。何せフットレストから後部カバーまではそっくり…特に後部カバーの真ん中にある謎のモケット張りまで…ところで、これって…何の役割?

車両選択に戻る>>
座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2WRK2201040mm
普通3WRK3051040mm
グリーン2WRK2191160mm