700系電車(B編成) 最終確認時期:2002年9月

300系よろしく700系にもJR西日本持ちの編成が居りまして、B編成と呼び、これまた3000番台が割り当てられています。基本的に東京〜新大阪・岡山・広島の各「ひかり」に限定運用で入っていることが多いようです(無論、運用次第で変幻自在なのは東海道新幹線のお約束)。

普通席は「レールスター」自由席と同じ、WRK235を採用しています。モケットのカラーはレールスターより幾分濃いめのブルーがベースでパターン模様が入っています。

一つ変わったところとしては、ヘッドレスト通路側の部分だけ色が妙に異なっています。ここは滑り止め加工をしたビニルレザーが貼られており、特段振子車両でなくとも浸透してきた「手摺り」の代わりを果たしています。触り心地ですが、ちょっと奇妙ですね…。

こちら、3人掛のWRK307です。パッと見はレールスター編成のそれとかなり異なっているにもかかわらず、珍しく(?)同一形式付番を行っています。

シートバックテーブルがかなり濃い色の物になっており、窓の外から車内を見ると全体的に暗く見えます。この座席、JR東海持ちの700系普通席(TR62/75系列)より背が低めのようですね。

車端部にはこのような大荷重対応テーブルとACコンセントがあります。ビジネス客の多い東海道区間でも、人気のない端席のインセンティブとしては充分かも知れません。

通路の仕切扉はレールスターのそれをイメージさせます。この辺は独自色が出ているところですね。

グリーン室内です。電球色で暖かな半間接照明が印象的です。半間接照明の光を下に下ろす部分に独特の意匠が施されています。全体的に照度は低く、夜間運転のこの列車に当たったら間違いなく寝てしまいます(笑)。

デッキ仕切扉の上には電光表示装置があるのはお約束ですが、JR西日本車両の場合は最初の文字は上から下りてくるように表示されます。これがまた面白いんだ(笑)。

グリーン席、WRK239です。一見、500系グリーン席の色違いに見えますがピローがありません。ブラウンベースの非常に落ち着いたカラーリングです。座り心地ですが、やや硬め安定と言った感じです。底突き感ではなく詰物に支えられたしっかりした物ではありますが…。

この座席、シートバックテーブルがありません。車端部もACアダプターとマガジンラックがあるだけで、テーブルはインアームテーブルのみが使えるようになっています。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2WRK2351040mm
普通3WRK3071040mm
グリーン2WRK2391160mm