会津鉄道8500形 最終確認時期:2007年8月

線路の両端を東武(野岩鉄道)直結ルートとJR直結ルートによって結ばれた何とも不思議な路線形態を持つ会津鉄道。自然豊かな路線でありながら、程良いアクセス時間で今後の観光需要に期待が高まる今日この頃。

衝撃の新車は名鉄から購入した特急用気動車、8500形です。かつては、特急「北アルプス」として任に就いていたのは言うまでもないことです。しかし、運転台上の表記と周辺にいる車両以外は名鉄時代と何ら変わっていないところが…(笑)。

現在は主として快速「AIZUマウントエクスプレス」として活躍していますが…AIZUの綴りって「AIDU」じゃないとマズくない?ま、いいか。

車内(8504)のデッキ入ってすぐには、かつて車販準備室がありました。今はここを改造して沿線町村の観光用パンフレットが置いてあるミニ観光案内所の趣を見せています。パンフレットの状差しの他に、ササッと見比べられるような簡単なテーブルがあればユーティリティとしては完璧になるでしょう。

車内全景です。名鉄時代との違いを見つける方が大変です(違いがある方が大変です…^^;、いや1カ所だけ違いますが)。

どうでも良いことですが、私は名鉄特有のRの激しい側窓がデザイン的に苦手です。カーブをして優美、と言うよりどうにもムダムダ感を感じてしまいますが、この辺は個々人の感性というレベルで勘弁してください。

座席です。元々の併結先だったJR東海85系気動車と基本的部分を同仕様にしており、1000mmピッチで回転油圧リクライニングシートが並んでいます。フットレストは跳ね上げ式となっており、ラチェット固定にはなっていません。

テーブル等も基本的に購入当時のままですが、いかんせんこればかりは経年劣化がかなり見え隠れしています。さて、取り替えるだけの体力があるかどうかは微妙です。

さて、名鉄時代と異なる部分はカーテンです。カーテンは薄い生地に取り替えられています。そのため、直射日光をかなりダイレクトに通してきます。冬の雪明かりなら風情で済みますが、いや…夏は厳しい(笑)。

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