会津鉄道AT700/750形 最終確認時期:2015年5月

東武線への直通特急もデビューし、ただいま売り出し真っ最中の趣もある会津鉄道。東武日光までV字運行で直通する快速「会津マウントエクスプレス」を筆頭に、線内各種列車でお見かけする万能車ともいえます。

トイレ無しがAT700形、トイレ付きがAT750形とのこと。

車内は、すでに引退済ながら、元・名鉄8500形気動車の運用を代替できるように考慮していたか、2&2の4アブレストでシートが並んでいます。

後述の通り、例外ブロックも多少あったりします。

座席は、基本的に2人掛の回転油圧リクライニングシート(YR262:天龍工業製)が設置されています。シートピッチは960mm、ソデ体やアームレストがすっっっごく名鉄臭が漂うフレームでして、名鉄2000系のYR201そっくりさんです。

座面や背面はこれまた名鉄8500形や鹿島臨海鉄道7000形のような形状で、世代的には1世代前の造形になっています。その世代の特急普通席というカテゴリとしては、そんなに悪くないんですけどね。名鉄特急車のような座面チルトなどはしませんが、座席脚台のバーレストなど、これまた名鉄1000形のそれを思い起こさせます。

その一方で、テーブル周りは背面大型テーブルとは別に、壁面設置の折りたたみタイプがあり、両者は排他利用となりますが、座席を向き合いにしたグループ等の利用も考慮されています。

この辺、関東一円では小田急と言うより東武っぽさがあり、総合するとなんともオリジナルな座席付帯設備と言ったところ。あとは、背ズリ上端に握り手が付いてる程度ですか。

車端やトイレ脇には1人掛席のYR263が設置されています。設置場所によっては、適度な引きこもり感で人気なのだとか。

一応、全展開の図。脚台のバーレスト、デッキ側は使わないことから取り付けられてないのがよく判ります。

車両真ん中近くには、排気ダクトが壁面を抜けている関係で、これまた1人掛席が通路側にちょこーんと設置されています。JR西日本381系「ゆったりやくも」普通席みたいな感じですね。

床のフレームの関係なのか、座席の回転に障るのか、マジでやらかしてしまったか知りませんが、この席だけビミョーに通路側に飛び出しています。窓側のダクトがアレでも、そこまで張り出しちゃ居ないはずだけど…。

デッキとの仕切り壁、もうパワーワード的なご印籠なのか、観光地に通じる国道や県道にある歓迎アーチの意図なのか、何か取り付けないといけない病が出てしまったか、こんな看板が…。

ドアはワンステップあり、半自動対応のボタンも設置されている、地方3セク気動車あるあるな構造。

その脇には車いす対応スペースがあります。

トイレも、車いすに対応した大型のボックスですが、扉の脇、通路側に中途半端なカーテンレールとカーテン(扉の真ん中くらいまでしか引き出せない)が設置されています。

何でだろう、と思うところですが、通路反対側にも1人掛け席が2列あり、視線に配慮した設備のようです。あまり使われてなさそうでしたが…。

ドアは無機質な銀色ステンレスドアでしょうか。木目調の内装版が主なので、逆にアクセントっぽくなってますが…。

照明は直接照明ですが、このようなカバーが掛けられており、ちょっと洒落ています。

今後は、下今市駅か鬼怒川温泉・鬼怒川公園駅あたりで、SLや東武の電車も相まって、電車-気動車-機関車列車の競演が楽しめるかもしれませんね。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通1YR263(天龍工業製)960mm
普通2YR262(天龍工業製)960mm