秋田内陸縦貫鉄道AN8900形 最終確認時期:2004年9月

3セク有料車両というと、このタイプのシルエットが定着していることが多いかも…と思わされる車体です。高千穂鉄道(引退済)・のと鉄道(これもか…無論、細部デザインは全く違うけど)…あれ?実は残ってるのってここだけ…(笑)。

急行「もりよし」用車両として活躍し、既に名物(?)の女性乗務員と共にそののどかな車窓がセールスポイントになっています。

急行運用がレギュラーですが、この日たまたま開催されていた沿線イベント用の臨時列車に充当されていました。そのほか、車両検査などで運用を外れる日もあります。

じゃぁ、そんな日の急行は…と言うと車内が急行仕様となっている8905号車がその任に当たります。

これが来ると地味なレアさで嬉しいようなやっぱり展望がもう1つで嬉しくないような…。

車内は転換クロスシートをベースに、車両中央にはサロン席が設けられています。これ、そういえばかの高千穂鉄道TR300形もそうだったなぁ、あっちはドリンクサービスもあったけど(懐)。

サロン席はそこそこくつろげるソファータイプシートです。座面がちょっと小ぶりですが、元々車体もそう大きいわけではありませんし…仕方ないと言えば仕方ない。

車端部にはジュースの自販機があります。ラインナップ8本のミニタイプ、でも奥行きは結構ありますねぇ…。

もっと言えば、ここで買わなくても急行なら乗務員が華奢なワゴンで車内販売してくれます。お姉さんの笑顔付きでグー(笑)。

8905号車の車内。こちらはオール転換クロスシートとなっており、どちらかと言えば団体輸送などの需要に特化しているように思えます。

トイレ側から。

座席は960mmピッチで転換クロスシートを配置しています。デフォルトは写真から判断できるように向き合いボックスとなっています。勿論、方向転換は自由にできますが…。

パッと見ると、名鉄辺りでよく見られるタイプに通じてますね。結構重い座席なので転換はしんどいこともあるかと。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳960mm