京都丹後鉄道MF100/200形 最終確認時期:2007年6月

京都丹後鉄道、日本三景の天橋立や城崎温泉を近くに持つなど、比較的観光資源に恵まれた第三セクターではないかと思います。京都・大阪からも直通特急が走っており、所要時間は少々掛かるものの、行く度に楽しい発見を感じます。

福知山から宮津までの宮津線をメインとするMF100/200形車両、車体がショートショートですが、運用距離も運用時間も短いのでこれでイイのでしょうね。画像先頭の200形はイベント対応車、車内灯がちょっと豪華になっています。

路線の性格上、JRからの直通列車との併結に備えた装備となっています。

車内は1&2の3アブレスト配置で回転リクライニングシートが並んでいます。吊革がないので、視覚上は比較的広々しています。

天井は、少々平ぺったい感じですね。

1人掛席は、新幹線0系の廃車発生品となるD21を改造したモノとなっています。シートピッチは1020mm、比較的ゆったりと座れます。ソデ体脇のモケットが、当時のカラーをよく残しています。座面・背ズリのモケットについては、逐次交換されているようで、今はすべて薄いグリーンを基調としています。

惜しむらくは、改造時に取り払われたため、背面テーブルが無いこと。必要ない、と言えばその通りなのでわざわざ残すこともないのでしょう。

リクライニング量はご存じの通り、ちょっぴり。しかし、座面スライド分を後方にずらせば、傾斜角的にまずまずのモノではないでしょうか。

何より、形状は優れている座席ですから、その辺の不満は少ないと思います。

2人用、やはりD21改となります。よく見れば、背面の網袋までないですよ、と。

ちなみに、窓割りとシートピッチは必ずしもシンクロされたモノではありませんので、一部列で眺望が望めない列もあります。そのつもりで。

デッキにはこのような折りたたみの補助席が備え付けられています。いわゆるジャンプシートですね。

座席配置に合わせて、2列席側にはちゃんと2席分と、なんとも細やかな配慮。だから何、と言われると何とも言いようがありませんが。

出入口、頭上に照明用のスポットライトが見えますが、それ以外は特に一般的なレールバスとの差はありません。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通1D21改1020mm
普通2D21改1020mm