のと鉄道100形 最終確認時期:1997年2月

「能登はやさしや土までも」とはこの地方を訪れた時に知った言葉です。厳しい環境でありながら、人の温かさを感じる良い場所です。さて、第3セクターとして再起したのと鉄道の主力車両がこの100形気動車です。

開業当初、輪島方面と蛸島方面の2線がありましたが、その後輪島線は廃止になり、今は路線延長も短縮されて穴水までの1系統のみになっています。

車内全景です。セミクロスシート配置となっており、各車両にトイレが付いています。いわゆる軽快気動車の仲間になるのでしょうか。当たり障りの無さに地元の足としての安心感を感じます。

初期投入車のクロスシートです。表地は橙色で、詰物は肉厚になっています。手摺りが背面通路側にセットされている程度で、座席自体に特に目新しい点は有りません。

後期投入車のクロスシートです。表地がワインレッドとなり、ヘッドレスト周りを中心に全体的にエッジの立った造形になっています。アームレストや手摺りもその形状が大幅に変わっています。より実用的になっていると言えるでしょう。

蛸島駅から発車間際の光景です。空はまだ早い夕方、車体にその色が映ります。

最果ての線路から出発です。

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