函館市電9600形(らっくる) 最終確認時期:2009年9月

港町・函館。駅前を経由して市街地を端から端まで、温泉地も含めて毎日の足は勿論、市内見ドコロを結ぶ最新鋭車両はリトルダンサーシリーズの9600形。

運行時刻は部分低床車8100形ともども固定されており、検査や大幅なダイヤ乱れ等が入らなければ狙って乗ることも可能です。2010年3月に追加投入されて2本体制となりましたが、今後も増備が予定されているとか…。

そう言えばこの車両、新系列のタイプにしては珍しく(?)運転台がツーハンドルタイプでした。とっさ時に迷わず操作できるようにするためでしょうか。

車内は最近全国各地で投入されている超低床車両の流れを汲むものです。やはり乗り降りで段差をあまり意識しない、というのは楽でイイですね。

画像は9601Bの車内全景です。

こちらは9601Aの方。後述の跳ね上げ座席を装備しています。

運転台後ろには、2名分を当て込んだクロスシートが設置されています。この席後方には、他線でも見かけるようにタイヤハウスを活用した荷物置場があるのですが、車椅子用スロープも収納されています。

座り心地ですが、短時間でササッと乗り降りする車両の宿命か、多くを期待してはイケマセン。

一般的なロングシートも設置されていますが、床面の微妙な上下には対応しきれないため、部分的に「だら〜ん」としてしまう座面高になってしまう箇所もあります。

9601Aには車椅子対応の跳ね上げ座席があります。この部分をパコンと跳ね上げると、座面下部に固定金具が出てくるようになっています。

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