京急(新)1000形 最終確認時期:2002年7月

京急(旧)1000形と言えば、普通から快特までカバーした万能車であり、一見平凡なロングシートも深い座面奥行きなどで居住性に配慮の図られた通勤形名車の1つです。その形式名を継いだ次期主力車両の位置付けがなされているのが(新)1000形です。

2100形譲りのVVVF制御に裏打ちされた足まわりと、ロングシート主体の車内はピーク輸送力で威力を発揮します。ロングシートはJR209系以来普及著しい大形袖仕切に挟まれたロングシートです。しっかりと腰をホールドしながらも、209系のような徒に硬くない座面は快適です。

こちら、車椅子スペースの有る側。車椅子スペース側の袖仕切は低めにして、視覚的な連続性を持っています。

運転台以外の車端部にはボックスシートがあり、その背面には跳ね上げ式の補助席があります。基本的な形状と機構は2100形に準じています。あ…でも、ちょっと硬いかな?あと、モケットの布地は2100形のそれよりしっかりした摩擦力を持っているように思えます。

車端部のボックスシートです。車端は左右にかなり揺れるので、肩までしっかりホールディングしてくれるボックスシートの方が良いのかも知れません。万が一の際に狭隘区間となってしまう貫通路へのつながりも可能な限り広げて万全を期しています。

2100形と同形状ですが、座面は跳ね上がりません。念のため。

そして、こちらが一般席。よく見ると、ヘッドレストのカバー部分の色コードの使い方が600形と逆(600形は優先席が赤、一般席が白)になっています。色遣いは統一した方がいいんですけどねぇ〜。

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