京急2100形 最終確認時期:2007年1月

もともと転換クロスシートの採用例が少ない関東では、転換クロスシートと言うだけでお買い得感満杯の今日この頃です。なにせ、最近まで特急料金を堂々と取れたくらいですから(笑)。

京急2100形と言えば、快特が繰り広げるJRとのデッドヒートで有名ですね。スピード狂(<失礼)の血はしっかり受け継がれており、首都圏屈指の俊足といえます。なにせ、着座してGを感じる列車ってのはそうそうお目にかかれません。

1編成だけ、こんな真っ青な編成も走っています。そういえば、600形にも色違いさんが居ますねぇ。駅撮りで影カブリが少し情けなや。そのうち、どこかでストンとした走りを撮りたい。

車内は座席生地となるブルーに鮮烈な赤のドットパターン、一般席の赤色ヘッドレストカバーが印象的です。ちょっと日本離れしていると言えばその通りです。

座席転換は、乗務員室からスイッチ操作で行っています。勿論、設定により手動転換も可能なようですが、ボックス展開時の着座抵抗や座り方が考慮されたようで、今のところいずれの列車も進行方向に固定されて運用されています。

ノルウェー・エクネス社のダブルリンク転換クロスシートです。この機構は座席自体の重さが増えることから、技術的にはあったようですが本格実装されたという例はほぼ皆無でした。肩の辺りから上はほぼ垂直に立ち、背中の形に迫る形状を狙っています。しかし、背ズリの座面との接合部分にあまりイイ感じがしません。京阪800系の座席でも然りなので、このメーカーの流儀とかクセなのかもしれませんが、お尻がしゃくれるような着座感はしっくり来ません。

シートピッチは850mm、ダブルリンクの副次的効果で窓側の人の出入りが寸法よりは楽に行えます。転換すると背ズリがぶつかりそうな感じですが、ギリギリ紙一重という感じでぶつからずに済んでいるようです。というか、今時背ズリのぶつかるようなタコな設計は無いと思います。600形よろしく窓框は微妙に傾斜が付けられています。つまりはモノを置いてくれるな、と。そういうことです(苦笑)。

同座席の別カット。投入次数によって、座席肘掛部分のフレーム塗装の有無に違いがあるようです。

車端部はボックスシートになっています。一見、さっきの転換クロスシートをそのままカッティングして持ってきたような感じですが、よく見ると座布団が1人ずつ分かれていることと、ランバー部分の形状が違うことが判ります。

さてこのボックス席、座面をポコンと上げることができます。こうすると空港輸送を見据えた荷物置場に早変わりです。運転台後ろの「特等席」も同様の設計になっています。

しかし、いざここにスーツケースを置くというのは、おそらく躊躇われます。列車の揺れで踊るスーツケースを支えておくためのバーなどが無い状態…。それこそあのスカイライナーでさえ(笑)、キチンと専用の荷物棚と支えがある位です。今後の展開は真に空港輸送を担うようになったら…というかなり見物ではあります。

こちらは、車端部の優先席です。ヘッドレストが白くなっているので判ります。しかしこの色区別、600形と正反対なのです。知ってる人は知ってますが…的な話なのですが、色情報がバラバラというのは(特にこの系統の設備では)感心できません。何とかならないものでしょうか。

ボックス形状の方が出入り空間が絶対的に広いので高齢者には都合が良いのかも知れませんが、一般的に車端ってのは揺れが激しいですよね…。

こちらでも、座面をポコンと。特にロックは掛かっていないので誰でも試せます。勿論、元に戻しましょう。

この座席をナナメから見てみるとこんな感じ。

運転台後ろには言わば「特等席」が横1列備わっています。京急と言えば品川始発、と思っている方も多いようで(単に乗換上便利という側面も無視できないながら)この迫力の特等席を目指して並ぶ人をみかけます。

どっこい、日中の快特は1つ新橋側の泉岳寺始発の列車が多く、入線時にはもう埋まっている…というケースもあります。

ボックス席の後ろには、折り畳み式の座席が備わっています。これは転換クロスシートが並んでいるブロックのドア戸袋側にも据え付けられています。

この折り畳み式シート、見た目のワリに…と言えば失礼ですが結構座り心地は優れものです。収納時もウェゲナーの大陸移動説ではありませんが、ピタッと重なります。そういう意味で跳ね上げ式の折り畳みシートと言えば、今までは物々しいカバーの中にしまい込んでしまう従来の発想と一線を画した座席と言えます。

2編成だけ、変わり種編成が居ます。トレビジョンなる車内画像配信装置を持つ編成に時折出くわします。

戸袋窓にこのようなマークがあります。かつては2番編成の一部車両だけだったのですが、ちょっと勢力拡大。

車内を見渡すと通路天井部の中吊り広告が無くなって、代わりにドデンと大形の液晶モニタが置かれています。

音声は手持ちのラジオで所定周波数帯に合わせると聴けると言う塩梅。この時は、「たま○っち」の宣伝番組でしたとさ。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳(エクネス社製)850mm