西武4000系 最終確認時期:2005年4月

西武鉄道も飯能でスイッチバックしてから先、南海高野線ほどではありませんが一気に山岳路線の様相を呈してきます。シーズンには観光客も多いことからロングシートでは少々興ざめの向きもあろうかと思います。

そこで、2扉・セミクロスシートの4000系電車が投入されています。足まわりの来歴は聞いちゃイケマセン、車体のデッドコピーもかくやな設えも聞いちゃイケマセン(笑)。

車内は「どこかで見たことがある」と思う方は正常かも知れません。東武の快速用車両・庶民の味方、6050系にそっくりです。別にパクった訳ではないのでしょうし、この手のデザインであればどうしても類似してしまうのは仕方ないところであると思います。

ちなみに、車内には車掌から監視ができるように小型カメラがセットされています。監視と言うより、ワンマンを想定した設備なのかな?ともかく天井の左右両脇にセットされているので、乗り合わせた時に探してみるのも一興でしょう。

座席はプレーンなフレームのボックスシートです。西武は座席造りが破綻しているようで、これがまた絶妙な所を突いてきます。

かの5000系(初代レッドアロー)は兎も角、101系などの古めの通勤電車座席はビジュアル的に破綻しつつも座ってみると、これが実は腰回りにバシッと食いつく心地良い座り心地を持っています。見た目で判断しちゃイケナイ実例です。

この座席もスイートスポットの狭さが10000系のRS-517Aに倣うのですが、ヘッドレストの高さと形状(というか出っ張り具合)はストライクゾーンです。この見た目と中身が全く違う噛み締める味は健在です。惜しむらくはランバー部分の張出がもう一声、でしょうか。

もう1つ、ボックスブロック端部の座席です。ボックス席には大型テーブルがあり、結果的にきめ細やかな点は、窓が大窓ではなく真ん中から分割されており、カーテンがそれぞれの事情で使い分けできること。眺めが犠牲になりますし、細めとはいえやはり…ではあります。

ナナメから見てみると、アームレストが窓側にもセットされています。国鉄時代、窓側にアームレストが有るボックス席は、急行用座席というお約束がありました。今はそんなこと知っちゃこっちゃ無い、と言う感じですが…。

ドア脇のロングシート、大きな戸袋窓に2人掛、とJRの近郊型車両の様な設えになっています。

車端側は機器収納の関係もあるのか、大窓の部分にボックスを置かないでロングシートを設置しています。

反対側は優先席。端部に消火器が見えます。

さらに先頭車にはトイレがあります。この辺の造り込みはJRはじめ各鉄道会社類似共通かも知れません。

その反対側。車椅子スペースとなっており、車端部には機材置場なるものがあります。確か、この場所にはかつてジュースの自動販売機があったような…。

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