東武350系 最終確認時期:2001年11月

偉大な東武特急の影に隠れて、ひっそりと走っていた急行列車。今でこそ無料種別となり、それまでの急行は軒並み特急となりましたが、スペーシアと比較するところの溢れる格落ち感というか「ガッカリ感」はえも言えないモノがあります。

6両編成の300系と4両編成の350系、いずれも1800系からの改造車であることは、そのシルエットから言を俟たないと言ったところです。

車内はオーソドックスな2&2配置。何がステキって、この駱駝色のモケットカラーにちょっと昭和臭を思い起こさせます。

今でも、影の特急や変則運用・臨時列車などで大活躍。尾瀬夜行もこのタイプが頑張ってます…ええ、100系は諸般の事情により…ということもあるのでしょう。

座席は960mmピッチで配置された回転クロスシート。フットレストや背面テーブル、壁面折り畳みテーブルこそありますが、リクライニング機能なんて洒落たモノはありません。

割と古い車両でもイケる、と思われれば容赦なく使い回す一方、折角改造などを受けて登場しても、性に合わないとあっさり潰されるのが東武の車両カラーからすれば、割と都合の良い車両なんだな、と思わされます。

この東武ヒエラルキーの生き証人のような設備のために、改めて宇都宮辺りから乗ってみても良いかな?と思う今日この頃です。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳960mm