都営5300形 最終確認時期:2002年9月

都営地下鉄は様々な路線と相互直通していることは有名です(というか、それが仕事)。その中でも京急・京成間を連絡するこの路線にして、5者にまたがる相互直通というのはJRでも例がありません…多分。

名車5000形の後継は全体的にのんびりした雰囲気の漂う5300形です。VVVFインバータでも独特の音は少なからずファンを集めているようです。

…しかし、いくら写真が無いからって「羽田」行きの写真を使うたぁ…アホですね、自分(笑)。

どうでもいいことですが、このカーブは100〜200mmレンズがあれば、うららかな一日を次々と押し寄せる(笑)車両を撮って楽しみながら過ごせるので重宝しています。いずれ、高架工事で無くなってしまうのが残念ではありますが…。

ごくごくフツーの5300形車内全景です。3扉ロングシートの標準的な構成といえます。以前の5000形はファンデリアこそあったものの、基本的に「クソ暑い」車両として沿線利用者には知られていましたので、この車両が投入されると「冷房車」というだけでやんやの喝采を浴びました(イヤ、かなり真実だと思う)。

一般区画のロングシートです。パターン模様のカーテンがなかなかいい味を出しています。座席自体は座面・背面共に着席区画が縫い込まれたバケットシートになっていますが、生地の起毛と素材の関係からか割と汚れやすい(目立ちやすい)ように思えます。

ソデ体の優美なカーブはデザイン上の意匠ですね。掛た感じですが…握り棒はもうすこし外側に張っている方が良かったかな?と思えます。

んで、優先席区画です。全体的にシルバーで統一されたトーンが特徴です。座席自体のスペックというか仕様は一般区画と全く変わりません。

平凡な車両ほど、妙に個性的な車両が混じることがあります。どれもこれも同じに見える5300形でも、エクステリア的・メカニズム的にはかなり違っている部分があります。車内でも、この5327編成はちょっと異端児的です。

基本はそれまでの5300形に準じていますが、所々で簡素化・新機軸の導入が図られています。

そのロングシート部〜ドア際です。まず、ロングシートソデ体・アームレストと兼用している部分の上張りがありません。金属面がそのまま出ています。

ドアも押さえ金が変更されています。極々微少な差ではありますが…。

車両選択に戻る>>