山万1000形 最終確認時期:2009年9月

「VONA」タイプ新交通システムによるれっきとした「私鉄」の山万ユーカリが丘線。ネーミングの由来のユーカリは(自主規制)ですが、さらに派生した「こあら1〜3」号による新交通システムは路線延長4km弱、20分少々でクルッと1周します。

1乗車大人200円のスッキリ運賃体系で開発エリア・周辺住民の暮らしの足として頑張ってます。バリアフリーが取り沙汰される昨今、エレベータやエスカレータが欲しい駅もあるにはありますが…どうなる事やら。

車内はシンプルなオールロングシート、通風用ラインフローはありますが、冷房はありません。新交通車体のご多分に漏れず、全般的に何となくミニミニしています。

中間車は動力車ではなく、また運転台がない分、客室が長めの見付となっています。ドアは中間1カ所なんですけどね。

座席は、1人分の着座が縫い込みで目印となっている以外は、特に特徴もないロングシートです。座ブトンはそこそこフワッとしてますが、背ズリがかなり立ち上がった形状で、ゆったり座るタイプではありません。

乗り心地自体にしても、昨今の新交通に馴れた身には、結構ワイルドにして硬調と思われることもあり、レール装置の華奢さと相まってウッカリすると遊園地の移動遊具じみた印象を持つ人も居るでしょう。

優先席は、座席表地のカラーを変えています。車端部にあるので、そこそこ揺れるかも。

ドアは左右対称を意識した窓形状が印象的です。

車内放送は、地元ラジオ(有線?)のパーソナリティが沿線案内を交えて行うタイプになっています。開発まで一体化して行える単一事業者グループのなせる業。

京成ユーカリが丘駅との接続駅はこんな感じですが、ラケットの内側は昔ながらの千葉の田園風景が箱庭の如く展開し、左右のイメージのギャップに驚かされること請け合いです。

そう、みんなが夢見て、信じていた「近未来」の答えがここにあります。

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