鞍馬山鋼索鉄道(牛若號V) 最終確認時期:2014年6月

京都・鞍馬山と言えば、天狗、密教、牛若丸…煌びやかな厨二アイコン山盛りですが、その実真面目な信仰と修行のお山ですね。

叡山電車の鞍馬駅からチョイ歩きまして、宗教法人が運営する鉄道路線というこれまたレアなケーブルカー、今は当代取って4代目の車両が既に活躍中ですが、今回は先代の「牛若號V」をお蔵出し。

運賃ではなく、寄付金という名目で片道100円(当時)ナリ。運行は15分ごとですが、紅葉シーズンなどは超絶な行列の由。

麓側のドアから入って見上げれば、面と向かうはなんともそそり立つクロスシート。

急勾配が信条のケーブルカーですが、いや、車体幅の狭さと相まって、威圧感というかお堂に居並ぶ仏像群的な迫力すら漂います。

クロスシート部分は、バスの座席をベースに車内の傾斜段にほぼ直付け。そして、びよーんと、にょーんとそそり立つ背ズリが非常に特徴的です。

座席向きは全て下向き。座ブトン部分との接合部に僅かなカーブこそありますが、ほぼ直立しているので、下り方向なんぞ感覚的には前のめりに転がりそうな雰囲気で下山することとなります。

オールクロスシートかと思えばどっこい、運転席後ろにロングシートに相当する部分もあります。

背ズリは、ほぼ壁面貼り付けの壁紙みたいなものでして、実質的は座面しかないのですが…。

多宝塔駅の改札、イイ雰囲気を漂わせています。

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