名鉄20形 最終確認時期:2001年11月

名鉄気動車といえば「北アルプス」が思いつく関東モンですが、成立過程で諸路線を色々くっつけ合わせていた名鉄、支線系統には気動車運用が行われていた路線がありました。

今でこそ路線改廃が進んで電車オンリーとなってしまいましたが、来訪当時は、見た目キュートな平成生まれの20形と出会うことができました。路線廃止後の同車、海外で頑張っているようです。

車内はどーん、とオールロングシート。いかにもレールバス然とした見付ですが、ささやかな名鉄アイデンティティとして(?)窓は6000系などと同様の柄をした横引カーテンでした。

座席自体はかなり切り立った角度の背ズリと、対になるにはやや角度が急な拵えの座面からして、いかにも詰め込みオーラを存分に発揮したタイプの座席でした。

もうちょっと引いて取ると、窓に横方向の手摺りが付いている区画があります。

シンプル・イズ・ベストな折りたたみロングシート。自動でのロックも跳ね上げもヘッタクレもない、そして、クッション性を期待する方が大いなる誤りと言わんばかりの座面にちょっとだけやっつけ感を感じたものであります。

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