長崎電軌鉄道3000形 最終確認時期:2010年2月

長崎の路面電車、少し前まではワンコイン(100円)で乗れたというのが印象に残ってます。全線乗ると結構乗りごたえがあると思います。

一方、迷物(?)のセコハン改造車など、なかなかマニアックな車両群の裏腹として、お気軽に乗れるバリアフリーからは少々遅れた気配が漂っていたところ、いわゆるリトルダンサーシリーズによる低床電車が導入されました。

珍しいかどうかは別として、その3000形の離合に出くわしてみたり。

車内はパッと見て、あまり広さ感を感じない車両です。バーの形状や、車間部分のフレーム形状がそう見せているのかも知れませんが、通常のリトルダンサーよりなんか視覚的にジャム感が強く感じます。

見方を変えれば、ボンバルディア系の低床電車に近いかも。

タイヤハウスや機器が収められた部分の上にはクロスシート。バックシェルタイプですが、シェルのへりの部分が当たらないようにクッションが敷かれてます。

座面は短めですが、ランバー部分はこの形状やサイズにしてはまずまずなフィッティングだったと思います。座る高さなどでかなり変わる評価かも知れませんが…。

運転席反対側、ドア前には特等席区画。

ロングシートも個別切り分けされたユニットを、空いた場所に応じて並べてみた、といった風合いの設えになっています。

もっと言っちゃえば、ロングシートもクロスシートもフレームは同じで、向きが違うだけ。

だから、ドア脇には2人掛。

運転台後ろには1人掛。車内の握り手の多さと共に、着席数をとにかく稼いだ、という感じがひしと伝わってきます。

見方を変えれば、それだけ求められた設備であり、旺盛な需要の裏返しなんだな、と思いを致すトコロです。

で、先ほどのドア前特等席からの眺め。脚を置く場所辺りにそそり立つスタンションポールも、あまり視界には入らないので、まずまず良い見切りになります。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳910mm