富山地方鉄道16010形 最終確認時期:2001年10月

西武5000系「レッドアロー」の車体部分をまんま購入した車両です。日中は座席指定特急に入っていますが、朝晩は通勤・通学輸送にも就いています。足まわりはギヤ比を少し低速寄りに移した485系の発生品を使っています。

車内に入ると、まんまレッドアロー末期の室内です。中央を貫く蛍光灯、突き当たりのブラウンガラスの自動扉など、昭和40〜50年代のテイストがそこかしこに残っています。

座席は回転油圧リクライニングシート(WR-271-4)です。JRのR53・R54に酷似していますが、アームレスト後ろの形状が異なっていたり、背ズリの高さが微妙に詰まっているのが特徴と言えば特徴です。

リクライニング量も少な目でテーブルも窓側の小テーブルのみと、スペック的にはJR183系のノーマル仕様とあまり変わりません。シートピッチは930mmと微妙にシートピッチにありがちな標準値を外したモノになっています。JR183系電車以上、183系気動車以下…(笑)。

デッキ部分は、トイレを撤去してこのように自動販売機と立席スペースにしている車両もあります。しかし…なんともシュールな光景ではあります。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2WR-271-4(小糸工業製)930mm