富山地方鉄道14760形 最終確認時期:2011年5月

遠方から抱く富山地方鉄道のイメージってこれ。前面のパノラミックな大窓と脇の手堅い窓配置のギャップ、されどそんなイメージを持たせない配色の妙がカッコイイと思います。

富山地鉄って、軌道状態に比べて走りがアグレッシブでも知られていると思っています。何せ、加速感が凄いの一言。

車内は2ドアセミクロスシートと、オーソドックスな配置。

天井もスッキリとしたクリアランスで、開放的な車内だと思います。

座席は910mmピッチで転換クロスシートが並んでいます。ヘッドレスト部分がリネンをイメージしたビニルカバーであるなど、時間帯により有料のアルペン特急にも充てられる意地を感じてみたり。

名鉄でよく見られたタイプのソデ体、クッションはバウンスを強調したもので、フィッティングは少々前近代的であります。

車端部はロングシートとなっています。やはり背ズリ上端部分のカバー形状が洒落てますね。

所用があって、有峰口で待ってたら…ある意味狙っていた車両が来ました。

14767-768の2両編成。カラーリングが緑と黄色の塗り替えになっている以外にも…。

車内全景を見ると大した変化もなさそうですが…。

運転席後ろに「!!」。以前より、鉄道ピクトリアル誌で拝見して以来、一度は拝みたかった車内であります。

元・山陽新幹線0系にあったD23がドーンと設置されています。

ピッチも切り詰めの910mm(D23自体はそもそも940〜980mmで設置されていたもの)程度…。背ズリ・座面こそ、他形式の表地と同じようになっていますが、ソデ体のモケットなどは健在ですね。ただ、センターアームレストのあの色は、何をやらかしたんでしょうね。そのまんまの色でヨカッタのに。

あとは、ロングシート方向に向くリクライニングシート、というのもなかなかシュールです。尤も、リクライニング機能は「壊れたら終わり」みたいな扱いで、所々レバーが抜かれてしまっていますが。

車端のロングシート部分もこの通り。1編成しか居ない、ある意味激レア設備でありますが、さて、今日はどこの運用に入っているのやら。

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座席データ座席クラス掛人数座席形式シートピッチ
普通2形式不詳910mm
普通2D23910mm