富山地方鉄道8000形 最終確認時期:2001年10月

富山地方鉄道のもう一つの顔、市内線の主力車の1つ。

失礼承知で言えば、乗車した当時の市内線、なんだか都市交通の敗戦処理的ムード全開で、乗るのもなかなかヘヴィだった記憶があります。

今は、環状線が開通し、富山駅向こう側にいるニャンコの路線と繋げる話も進んでいるそうで、いやはや、時代の変化を目の当たりにさせられてます。

車内は低ステップながら、段差のある旧来の車内動線を引き継いでいます。そう言う意味で、旧来の「路面電車」としては最後期のグループに位置すると言っても良いかも知れません。

一方で、各種装置やスペースの関係で定員は少なめに設定されています。利用者減少を前提としていましたからね…。

座席自体はオーソドックスなロングシートですが、窓が大きかったために背ズリがかなり低めになっています。

手前には車椅子用スペースがあるのですが、乗車時には渡し板などを使っても持ち上げるのに一苦労だっただろうな、と。

今の段差レスな超低床車両も出てきている昨今、この部分に思いを致します。

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