和歌山電鐵2270系 最終確認時期:2009年7月

JRで紀州路快速が和歌山駅に到着すると、押し出されるように駅の端っこからチョロッと2両編成の電車が抜け出る図。

今、日本有数の「熱い」地方私鉄の1つであろう和歌山電鐵の主力車両は、路線移行時に南海電鉄から無償譲渡された2270系電車。将来的にはJRや南海電鉄との乗り入れも視野にあるとかないとか…。

写真は本社のある伊太祁曽駅にて入換中の1コマ。そう言えば、路線長は短いのに、沿線には一ノ宮が2つもあるってのはちょっと凄いかも。

どこかの誰かさんが凄い車内にする前の、オリジナルを保った状態の車内。ドア脇のワンマン整理券発行機以外は、割とローコントラストでフラットな色調の車内です。

2ドアのせいもあり、全体的な間取りがびよ〜んとした風合いに見えます。

ドア間のロングシート…何人掛だよ、オイ(笑)。

最近までの南海電車の伝統というか、所感としては座席、着座感に一定の拘りが感じられます。最新の8000系電車なんかは知りませんが…。

で、この車両。製造当時のご多分に漏れず、ソファ調のバウンス感や座り心地を見せるものですから、ちょっとスピードが出ると割と跳ねてしまいます。

それでも、停車中には座面と背面の接合部に向けたキュッと絞り込まれるような引き込みを感じます。大ぶりの座席ならではの着座感であると共に、関西圏私鉄としては異色ではないかと思います。

車端部、カーブでは割と揺られます。

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